桜を使った桜餅風味のビール
通常ビールは大麦麦芽でつくりますが、このビールは大麦麦芽にプラスして小麦麦芽を使用。そのため、柔らかく優しい口当たりです。ビールの苦味のもとになるホップの使用は抑え、桜の花びらと葉で風味付けをしました。桜茶などにも使われる食用の八重桜を1回の仕込み(2340L) に60Kg使用しています。
手摘みの桜の花を使用
桜の収穫は毎年GW前後に行われています。摘み取った桜はすぐに塩漬けにされます。桜・塩・水を交互に加え、力をかけて三分の一程度にまで圧縮。それを冷蔵庫で1年程度寝かせれば完成です。ビールに使うときには、前日から流水にさらして塩抜きしてから使います。
桜の花の香りの効果
ビールの桜餅のような香りは、クマリンという成分。咲いている桜の中では糖と結合していて、香りはしません。塩漬けにすることで糖が分離してクマリンが生成され、桜餅のような香りを放ちます。クマリンは抗菌作用、リラックス効果をはじめとして鎮静作用、血圧低下作用、咳止め作用、二日酔い防止作用などが期待できるそうです。 桜のピンクには脳を活性化させ血行をよくし、疲れやストレスを緩和して若返りが期待できるそうです。