とっても、働き者

ミツバチについて

太古の昔から私たち人類は、ミツバチたちにとても依存して生きています。ミツバチが採るハチミツは、古くは人間の貴重な栄養源であり、豊かな甘みを提供してくれる食材でもあります。

蜂のイラスト 蜂のイラスト

スプーン一杯分の蜂蜜

働き蜂の寿命は30日~40日程度です。そして、一匹のミツバチが一生に集められる蜜の量は、小さめのスプーン1杯分(約4g~6g)ほどの量と言われています。ミツバチは産まれてから20日ほどは巣の中で過ごすので、外で蜜を集める期間は2週間くらいです。20日間集めたとすると蜜は10gほどになりますが、巣の中で水分をとばし濃縮させるので完成する量は4g~6g程度になります。300gの蜂蜜には約60匹くらいのミツバチの一生が詰まっていると考えられます。

スプーンを持った蜂のイラスト

蜂蜜を作るだけじゃない

ミツバチが花蜜を採る行動によって花に受粉が行われています。ミツバチは蜂蜜を作るだけでなく、私たちの毎日の食事に欠かせない野菜やくだものを栽培する農業の現場において、果実を実らせるための受粉も行ってくれています。ハチは世界の作物の3分の1を受粉していると言われており、経済効果は60兆を超えるともいわれています。その働きは偉大なものです。

野菜や果物のイラスト

数が減ってきている

私たちの生活を支えてくれているミツバチが、世界中で姿を消し始めています。日本でも各地で、ミツバチの大量死や、ミツバチの巣に異変が見られています。さまざまな原因が複合的に影響を与えていると言われていますが、その中でももっとも直接的な原因とされているのが、ネオニコチノイド系の農薬といわれています。ミツバチに対して有害性があると明らかになったことから、使用禁止が始まっています。

看板を持った蜂のイラスト
飛んでる蜂の絵 飛んでる蜂の絵 飛んでる蜂の絵 飛んでる蜂の絵
飛んでる蜂の絵 飛んでる蜂の絵 飛んでる蜂の絵