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かき氷の旗

崩しつつ会話に入るるかき氷

2021年3月

3月は吟行会俳句の題材を求めて、名所・旧跡などに出かけること。を行います。
感染対策を徹底いたしますので、
奮ってご参加ください。

場所:
新宿中央公園
時間:
12:00~16:00(予定)
参加費:
10円 (コピー代)

2021年2月

兼題事前に決められたお題のこと。
余寒
席題その場で決めるお題のこと。つまり、即興となる。
「病」という漢字の使用
最優秀句:
空港の傍に麦踏む路もあり(泉)
作者
余寒なほ靴ひも解け結ぶ折 一川八者
寒鮒 ( かんぶな ) を飯とかきこむ仮病の子 岩垣角山
空港の傍に麦踏む路も有り 泉相槌
先輩が病欠の日のクロッカス 城野一哉
飛行機の影がはこんでくる余寒 藤多理せい
春兆す病に鼻血垂らしけり 一川八者
乗り換えの末着く町の 鎌鼬 ( かまいたち ) 岩垣角山
鬼よりも猛し鳩来て余寒摘む 泉相槌
( くさめ ) するジャックラッセルテリア来る 藤多理せい
開くときポンッとなるジャム余寒かな 城野一哉
赤楊 ( はん ) の木や何を病ひて頸を垂る 泉相槌
踏切のランプ点滅して余寒 岩垣角山
冬の日の病欠の席集まれり 藤多理せい
梅眺め笑ふ老老介護かな 一川八者
犬と猫かたらふ春の歩道かな 城野一哉

2021年1月

兼題:
新年の季語どれでも
席題:
「う」(読み。漢字でもカタカナでも可)
最優秀句:
東京で会つた雪をんなのうなじ(藤多)
作者
冬晴れや自動ドア閉じては開き 岩垣角山
十二年連続凶の 初御籤 ( はつみくじ ) 一川八者
初雪にふざけんなよと思う我 阿部本人
あてもなくデイリーヤマザキ年新た 藤多理せい
雪の日の手相占師の明かり 城野一哉
四重の布団蹴飛ばしいざトイレ 岩垣角山
冬日差す緊急事態宣言下 一川八者
着ぶくれて筋トレ成果誇張なり 阿部本人
東京で会つた雪をんなのうなじ 藤多理せい
走り去るウーバーイーツ 雪催 ( ゆきもよい ) 一川八者
冬深む手に取る海牛の図鑑 城野一哉
水仙や寒さに背筋伸ばしをり 藤多理せい
タレントの声だけを聴く寝正月 岩垣角山
屋根を貼る大工三人小正月 城野一哉
かじかんだ手で弦押さえ音狂い 阿部本人

2020年

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以下一部抜粋

作者 発表年月
先ず胡坐しつかりと組み蜜柑剥く 城野一哉 2020年
12月
浅漬けの白い茶碗の故郷かな 泉相槌 2020年
11月
芋煮会芋など忘れ酌回り 阿部本人 2020年
10月
颱風 ( たいふう ) や戸棚の奥の説明書 城野一哉 2020年
9月
逆転のラリアット爆ぜ炎天下 一川八者 2020年
8月
万緑や緑の絵の具たりない 岩垣角山 2020年
7月
扇風機あぁぁ気分はオペラ歌手 岩垣角山 2020年
6月
つきあひの酒へ後押す夕立かな 藤多理せい 2020年
5月
葉桜や老舗どら焼き屋の向かひ 城野一哉 2020年
4月