Pallas's cat
マヌルネコ
ABOUT
マヌルネコは、中央アジアの高地に生息する野生のネコで、丸くて平たい顔とふわふわの毛が特徴です。
見た目は大きく見えますが、体は意外と小さく、イエネコほどの大きさしかありません。昼間は岩陰などに隠れて過ごし、夜に狩りをする夜行性。日本でもそのユニークな表情で人気が高まっています。
Fun Fact
マヌルネコは、ネコ科の中でも早い段階で他の種と分かれたとされる、独自の進化をたどった野生ネコです。
短い鼻骨、平らで広い顔、丸く低い位置にある耳など、現生の他のネコ科には見られない「原始的な頭骨構造」を残しています。また、単独の属として分類されており、遺伝的にも独立性の高い種とされています。
| 学名 | Otocolobus manul |
| 分類 | ネコ科 (Felidae)、属は Otocolobus |
| 分布 | 中央アジアを中心に、ロシアのシベリア南部、中国、モンゴル、イラン、アフガニスタン、パキスタン、ネパール、ブータンなど |
| 生息地 | ステップ(草原)、岩場、半砂漠地帯、山岳地の低木地帯。 標高はおおよそ 3,000〜5,600 メートルの地点でも確認されています。雪の深さなど気候・環境条件にも敏感 |
| 体長 | 体(頭胴長)約 46〜65 cm、尾長が 20〜31 cm 程度 |
| 体重 | およそ2〜5 kg 程度。個体や季節、性別で変動あり |



