Quokka
クオッカワラビー
ABOUT
クオッカワラビーは、オーストラリア南西部の小さな島々に暮らす小型の有袋類で、丸い顔と愛らしい笑顔のような表情が特徴です。夜行性・薄明性で、主に草や葉、果実を食べて暮らします。人を恐れずに近づいてくる性格から、「世界一幸せそうな動物」としてSNSでも大人気です。その愛くるしい姿と穏やかな性格で、多くの観光客や動物愛好家を魅了しています。
Fun Fact
クオッカワラビーは、カンガルーやワラビーに近縁な有袋目(Marsupialia)のカンガルー科(Macropodidae)に属します。分類学的にはワラビー属 (Setonix) の単独種 Setonix brachyurus として位置づけられ、独自の進化系統を維持しています。小型で人懐っこい性質は、孤立した島嶼環境での捕食圧が低い環境に適応した結果と考えられています。また、跳躍力に優れた後肢や厚い尾は、移動やバランスをとるための適応として進化しました。
| 学名 | Setonix brachyurus |
| 分類 | 有袋目カンガルー科ワラビー属 |
| 分布 | オーストラリア西部沿岸のロットネスト島、ボルネオ島周辺、かつては西オーストラリア本土にも生息 |
| 生息地 | 森林、低木地、砂地、草地。水源付近を好む |
| 体長 | 約40~54cm 尾長:約25~30cm |
| 体重 | 約2.5~5kg |



