Bushviper
ブッシュヴァイパー
ABOUT
ブッシュヴァイパーは、サハラ以南のアフリカに生息する毒ヘビで、全身を覆う葉のような鱗と鮮やかな体色が特徴です。緑や黄、赤、さらには青みがかった個体まで見られ、その美しさから「宝石のようなヘビ」とも呼ばれます。
体は比較的小さく、樹上でじっと獲物を待ち伏せ、夜になるとカエルや小型の哺乳類を狙って活動します。見た目の美しさと危険さをあわせ持ち、近年では写真や映像で人気を集めています。
Fun Fact
ブッシュヴァイパーは、クサリヘビ科(Viperidae)に属し、アフリカの熱帯雨林で独自の進化を遂げた樹上性の毒ヘビです。
体を覆う鱗は強く隆起しており、他の多くのヘビには見られない「葉状の質感」を持ちます。これは樹木の枝葉に紛れるためのカモフラージュ効果があると考えられています。分類学的には「アザリス属(Atheris)」にまとめられ、現在十数種が知られています。
近縁のクサリヘビ類とは異なり、森林に特化した形態的特徴を多く残しているのも注目点です。
| 学名 | Atheris squamigera |
| 分類 | 有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科クサリヘビ亜科アザリス属 |
| 分布 | 中央アフリカ・西アフリカ・東アフリカの熱帯地域に分布している。国としてはコンゴ、カメルーン、ガーナ、タンザニア、ウガンダなど |
| 生息地 | 樹上生活を主とし、熱帯雨林や湿潤な低地林に多く、茂みや枝葉に隠れ、待ち伏せ型の捕食スタイルである |
| 体長 | 平均40~60cm、最大で約78cm前後(種による差あり) |
| 体重 | 数百グラム程度(小型の毒ヘビ) |

